Institute updates

当インスティテュートでは、ウェブサイトに掲載しています大規模総合プロジェクトの記述を大きく改善し、ホスト施設や回収・貯留・CO2利用計画に関して、より詳細な情報をお届けできるようになりました。プロジェクトの主要な進捗状況についても随時掲載いたします。

2014年6月17・18日アムステルダムで、CATO-2プログラムとの共催として開催した当インスティテュートの欧州・アフリカ・中東(EMEA)地域メンバー会合では、政府、プロジェクト提案者、電力・エネルギー集約型企業、NGO、研究界など幅広いセクターからの知見が寄せられました。 同会合は、当インスティテュートの国際アドバイザリー・パネル議長であるClaude Mandil氏に司会を務めていただき、当インスティテュート会長のPaul Dougasによる閉会の辞では、欧州のCCSをめぐる課題と朗報の双方に関して、考察を示しました。

当インスティテュートは2014年6月3日、オーストラリア・メルボルンのビクトリア州立図書館にてオーストラリア地域メンバー会合を開催いたしました。オーストラリア内外に本拠を置く当インスティテュートのメンバー機関から多くの方にご参加いただき、マレーシアと日本からの参加者も含め、産官学及びNGOからの参加者は60名を数えました。

当インスティテュートは2014年6月19日、東京・イイノホール&カンファレンスセンターにて日本地域メンバー会合を開催いたしました。会議には政府、研究機関、学界、産業界、コンサルタント会社等、メンバー機関から80名以上の方にご出席いただきました。

会合は一日を通して、日本と海外、両方における個別のプロジェクトに焦点をあて、以下に挙げる重要なCCSプロジェクトの教訓及びそれらの現状に関する有益なプレゼンテーションをいただきました。:

  • 苫小牧プロジェクト(日本)
  • Sinopec Shengli(勝利)プロジェクト(中国)
  • Callide(カライド)酸素燃焼プロジェクト(オーストラリア)

 ​日本のエネルギー及びCCS政策、そして、米国の環境保護政策に関する貴重な見識を与えて下さったMETI榎本氏と米国エネルギー省(DOE)Jarad Daniels氏をはじめとして、当日の議題および発表者は共に、ご出席の皆様から高い評価をいただきました。

アジア太平洋地域最大の会議の一つであるアジア開発銀行(ADB)のクリーンエネルギーフォーラムに、政策担当者、投資家、起業家、エネルギー企業、NGO、援助機関など、およそ1,000人が参加しました。当インスティテュートでは、ADBのCCS信託基金への出資を通して、このフォーラムの後援を行っています。

このフォーラムの焦点は再生可能資源と省エネですが、今年はCO2回収・貯留・利用に関する専門のセッションが議題に加えられました。 このセッションでは、当インスティテュートの能力開発(Capacity Development)Principal ManagerであるAlice Gibsonが、CCSの世界的動向と石炭火力発電所の各種ケーススタディについて発表を行いました。気候変動対処には再生可能資源と省エネが不可欠ですが、当インスティテュートでは、この地域における化石燃料起源排出に取り組む上で有効な緩和技術として、CCSの重要性を強調し続けて行く必要があると考えています。

当インスティテュートにとり、CCSコミュニティに向けた一連の画期的な報告書の発表をお手伝いさせていただけることは喜ばしいことです。これらの報告書はいずれも、CCS関連の各政策・法・技術・プロジェクトについて、一流の権威者、あるいは多くの場合にプロジェクトそのものから直接得た独自の知見を紹介するものです。今後の当インスティテュートのメンバー対象イベント(豪州-6月3日、欧州・中東・アフリカ−6月18日、日本−6月19日) において、これらのうち多くの報告書について、より掘り下げた議論を行って参ります。そしてこれらの報告書とその著者について紹介する当インスティテュートのウェビナーにおいても同様に、議論を重ねてまいります。

The European CCS Demonstration Project Networkは、スペイン、Ponferrada(ポンフェラーダ)近郊のCubillos del SilにあるTechnology Development Centre for CO2 captureにおいて、CIUDENの主催する知識共有イベントで、CCS実証プロジェクトにおける最近の活動及び教訓についての発表を行いました。

この会合には、現在在籍する全てのネットワーク・メンバーと、Crown Estate社、欧州委員会エネルギー局(European Commission Directorate for Energy)の代表、そして元ネットワーク・メンバーであるBelchatow及びPorto Tolleの2件のプロジェクトの代表者が参加し、対外秘の最終報告に基づき、主な成果と教訓についての発表がありました。これらの報告書の一般公開版は、同ネットワークの事務局が作成中です。

2014年5月15日、グローバルCCSインスティテュート、Atlantic Council及びEnvironmental Nongovernmental Organization (ENGO) Networkは、ワシントンDCで、Capitol Hill CCS Facts and Policy Forumを開催しました。このフォーラムでは、100名を超えるCCS利害関係者の皆様のご出席を得て、CCSの商業的事業展開に必要な法的措置そして政策インセンティブについての議論が行われました。

618日、EMEAメンバー会合

619日、日本メンバー会議

115-6日、アブダビにおける年次会合 ”Global Status of CCS2014

2013年、ビクトリア州政府およびオーストラリア連邦政府が、当インスティテュートと共同して、オーストラリアで初めてCCS関連規制のテストツールキット(CCS regulatory test toolkit)を活用致しました。

このツールキットは、各国政府が、自国のCCS関連法規制枠組が目的に適うものであるかどうかを明確にすることの支援を目的として規制テストを行うものであり、CCSプロジェクトのための地域内・国内の法規制制度をテストする上で、低コストかつ低リスクのアプローチとなるものです。

このツールキットは、もともとスコットランド政府のために開発されたものであり、これまでもルーマニア、トリニダード・トバゴ、マレーシアなどの法域で活用されてきております。