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201511月6:  本日発表されたGlobal Status of CCS 2015によれば、既存の大規模CCSプロジェクトにより最大2,800万トンのCO2が今年回収されることになります。

6年目を迎えたグローバルCCSインスティテュートの報告書「Global Status of CCS 2015(世界のCCSの動向2015」では、2015年に運用開始された2件の大規模CCSプロジェクトであるカナダのQuestプロジェクト及びサウジアラビア王国のUthmaniyah CO2-EOR実証プロジェクトの概要を紹介しております。Uthmaniyahプロジェクトは中東初の大規模CCSプロジェクトです。

現在、操業中のプロジェクトは15件。他に7件のプロジェクトが各建設段階にあり、今後18カ月(1年半)の間に操業が開始される予定です。

本日、世界初の大規模CO2回収貯留発電所となる、カナダSaskPower社の Boundary Dam電力プロジェクトが、世界のエネルギー業界からの注目を集めています。Global CCS InstituteのCEO、Brad Pageは、これはSaskPower 社、サスカチュワン州政府、カナダ政府、カナダ国民にとって、クリーン電力構想を実現化した記念すべき業績であると祝辞を述べました。

ハイライト

  • 13億5千万カナダドル相当のプロジェクトが、世界で初めて石炭火力発電所に燃焼後CCS技術を適用
  • 回収したCO2は、サスカチュワン州にある近隣の油田にパイプラインで輸送し、石油増進回収法 (EOR)に利用
  • 計画回収量は、発電能力約110MWの石炭焚きボイラから排出されるCO2の90%、つまり100万トン/年
  • EORに使用されない一部のCO2は、サスカチュワン州南東部のAquistoreの地下深くにある塩水帯水層に永久貯留
  • Boundary Damが運転開始したことで、操業中の大規模CCSプロジェクトが全世界で13件、建設中が9件で、2011年からの件数比が50%増となった