Institute updates

UTP and Global CCS Institute, August 2013

2013年8月の譲渡式におけるグローバルCCSインスティテュートのAlice Gibson(アリス・ギブソン)能力開発担当マネージャーと、UTP副学長のAbdul Rahim Hashim (アブドル・ラヒム・ハシム)博士

グローバルCCSインスティテュート米州チームのTom Russial(トム・ラッシャル)が進行を務めるウェビナー、Proposed incentives to promote capture and use of carbon dioxide (CO2) for EOR(EOR用CO2回収利用推進のためのインセンティブの提案)では、予算上の制約のある現在においても、大規模CCS及び CCUSプロジェクトにインセンティブを与えるための各種オプションについての概要が示されました。

今年6月25日に開催されたこのウェビナーでは、早期より始動している大型プロジェクト開発にインセンティブを与えるべく、CO2-EOR/CCUSに結びつけた税控除の利用可能性についても触れられました。

大規模プロジェクトは、CCSを進め、「実地学習(learning by doing)」を通してコストを削減する上で必要なものです。現在におけるインセンティブの欠如は、高い回収コストと相俟って、計画段階での新規大型プロジェクトの参入を妨げ、既存のプロジェクトが資金上の投資決定に至ることを困難にしています。

7月9-11日、グローバルCCSインスティテュートは米国メリーランド州クィーンズタウンで第1回Wye (メリーランド州地名)Thought Leadership Forum(ソートリーダーシップ・フォーラム)を主催しました。この石炭・石油企業、CCSプロジェクト事業者、米国政府、カナダ政府の幹部21名が参加したフォーラムでは、インスティテュートの米州ジェネラル・マネージャーVictor Der(ヴィクター・デール)が進行役を務めました。

フォーラム参加者の皆様には、戦略ラウンドテーブル会議におけるオープンかつフランクな議論を通して、個々の企業や政府の立場に対する繊細な理解を深め、北米で、そしておそらくは中南米でもCCS推進に役立つ有益な活動について、一連の提案をリストアップしていただきました。

総じて、この提案では、下記を目的とする戦略レベル・ロードマップ作成の必要性を中心としたものとなりました:


ワークショップを報じたChina Economic Herald(中国経済導報)紙の記事(2013年7月).

2013年6月20日、グローバルCCSインスティテュートは第2回日本地域メンバー会合を東京にて開催しました。会合ではCCS、とりわけアジア太平洋地域における最新の進展状況に関し、海外から招聘したそれぞれの専門家が講演を行いました。具体的な講演テーマは以下のようなものです。

  • 世界のCCS動向
  • アジアのCCS動向
  • インドネシアのCCS政策
  • 中国のCCUS 開発動向
  • アジア諸国の協力と日本の役割
  • グローバルCCSインスティテュートの5カ年戦略計画とメンバーシップ制に関する説明

 本会合の詳細およびプレゼンテーション資料をご覧ください。

 

(本文)

グローバルCCSインスティテュートのメンバーであるということは、気候変動を緩和し、クリーン・エネルギー安全保障を特徴とする将来を構築していくことに対してコミットしている、ということを意味します。

今月(2013年6月)、当インスティテュートが提案する会員の分類、会費、特典、事業計画策定協議プロセスについての詳細を記した情報パンフレット「Membership Information Booklet (メンバーシップに関する小冊子)」をメンバーの皆様に配布致しました。このパンフレットには、当インスティテュートの2013-2014年の年次事業計画も添付されています。

このパンフレットに説明されております通り、当インスティテュートのメンバーシップには様々な特典があり、それはCCSコミュニティーにおける各メンバーの役割により異なっています。メンバーの特典としては、例えば投票権やVIPイベントへの招待、個別メンバーに対するインスティテュートによるブリーフィングなどがあります。

今月、グローバルCCSインスティテュートは、ドイツのボンで開催された国連気候変動枠組条約(UNFCCC)補助機関会合に参加しました。当インスティテュートは公認オブザーバーとして、CO2回収貯留(CCS)に関係する交渉のモニタリング、解釈、報告を行っています。さらに当インスティテュートは、UNFCCCにおいて現在構築している制度にCCSを含めることの利点、そして気候変動緩和の面でのCCSの重要性について、世界の意思決定者に向けた提唱も行っております。

グローバルCCSインスティテュートのウェブサイトでは、世界中におけるCCSの経験そして開発状況について、1千を超える専門家の報告書や記事を掲載し、国際的なCCSのウェブ資料としては最も良く読まれているサイトになっています。英語はもちろんのこと、多くの資料が中国語(Chinese)、日本語(Japanese)、韓国語(Korean)でも掲載されており、今回アラビア語(Arabic)の掲載も始まりました。

グローバルCCSインスティテュートは、CCSの推進努力に対する注目度を高めるため、CCS関連イベントやプロジェクトの写真を全世界から募集します。ご提供いただいた画像は現在推進されているCCS関連事業の多様性を分かり易く示すことを目的に、当インスティテュートの発行物やウェブ・リソースに使わせていただきます。

 

当インスティテュートが上記の目的で利用可能な画像をご提供いただける方は、画像ごとの説明とともに、インスティテュートまで電子メールにてご送付下さい。なお、説明には次の内容をご記載下さい。 

  • 必要に応じて、ご所属の組織及び撮影者についての記載
  • 写真が撮影された時期と場所
  • 写真上で認識できる人物の名前
  • それらの人物が所属する組織名 

複数の画像をご提供いただける場合は、ファイル共有手段をご準備いたしますので、事前にご連絡下さい。

 

当インスティテュートは、2012年4月に米国カリフォルニア州で開催されたCCS Cost Workshop(CCSコストワークショップ)の議事録を共同執筆しました。この文書は、2013年4月に、同じくカリフォルニア州で開催されたExpert Group on CCS costs (CCSのコストに関する専門家グループ)の会合を支援することを目的に発行されたものです。合意されたワーク・プログラムには、CCSのコスト計算における透明性の改善、及びコストに関連した利害関係者間のコミュニケーションを向上させる試みなどが含まれています。

2012年CCSコストワークショップの議事録はこちらをご覧下さい。

 

(原文)