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最新ニュース:EU6か国、欧州委員会に対しCO2輸送規制パッケージを早急に確立することを求める

14th October 2024

トピック: Institute News

発行日:2024年10月14日

原典:グローバルCCSインスティテュート

 

10月10日、フランス、デンマーク、ドイツ、オランダ、スウェーデン及びフィンランドの欧州6か国は共同で、欧州委員会に対し、越境CO2輸送インフラのための適切な欧州枠組を確立するよう求めました。

この共同要請は、今年初めに欧州委員会が将来的なCO2輸送規制パッケージの基礎を築く意向を表明したEU産業カーボンマネジメント(Industrial Carbon Management:ICM)戦略の中で概説された、EUにおけるカーボンマネジメント・ソリューションの規模を拡大するという野心的なビジョンに基づくものです。

署名国によると、共通のCCUS市場を創設するためには、規制面及び経済面の障壁に対処し、国境を越えた協力及び調整を強化する必要があるといいます。このため、CO2輸送規制パッケージの確立を優先させることは、不確実性を取り除き、越境CO2輸送インフラの確立にインセンティブを与える重要なステップであり、地域全体におけるCCUS展開を前進させ、この技術のEU全域を対象とした市場を実現させるために不可欠と考えられます。

この共同声明は、今年フランス・ポー(Pau)で欧州委員会とフランスのエネルギー担当省が共同主催した、年次産業カーボンマネジメント・フォーラム(Industrial Carbon Management Forum)の枠組において発表されました。

フォーラムは、毎年CCUSバリューチェーンの幅広い欧州利害関係者を集め、欧州におけるカーボンマネジメント技術の普及を促進させる方法の検討を目的としたディスカッションを促進しています。インスティテュートは、ポーに滞在し、CCUSコミュニティと次の洞察を共有しました。

  • CO2インフラに関するパネル・ディスカッションに参加し、ネットワーク計画及び規制枠組がどのように競争力のあるバリューチェーンを保証し、産業カーボンマネジメント・プロジェクトのリスク回避に貢献できるかを詳しく説明。
  • 産業カーボンマネジメント戦略の下で研究及び革新がどのようにCO2貯留を加速できるかを評価するワークショップ・セッションの司会を務め、EU規模及び局所規模の双方において大変革を起こすようなソリューションを検討。

 

共同声明に関する詳細はこちらからお読みください。

ポーで開催されたICMフォーラムに関する詳細はこちらからお読みください。

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