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GCCSIメディア・リリース:「Japan-Asia CCUS Forum 2021」に地域の二酸化炭素回収・利用・貯留技術(CCS/CCUS)のリーダーが集結
21st September 2021
トピック: Institute News
本年10月20日に開催される「Japan-Asia CCUS Forum 2021」には、世界中のエネルギー、CCS/CCUS技術、気候変動の専門家が参加し、アジアにおける重要な技術の展開および進捗状況とこれからの見通しについて発表します。
本フォーラム(「Japan-Asia CCUS Forum 2021」)は、関連技術や知識の共有により、地域の専門性をさらに高め、アジアのCCS/CCUS専門家のネットワークを強化するためのプラットフォームとして開催しております。
グローバルCCSインスティテュートのアドボカシー&コミュニケーション担当ジェネラルマネージャーであるGuloren Turanは、このフォーラムは、最も重要な地域でのコラボレーションを実現するための重要なアクションであると述べています。
「二酸化炭素回収貯留技術は、気候変動目標に向けて、コミットメントの先を見据えて、実際に行動を起こす上で、ますます重要なものと認識されています。複数の独立した信頼できる国際機関が、世界の気候変動の野心的目標を達成するためには、CCS/CCUSが不可欠であると結論づけています」とTuranは述べています。
「アジアは最も急速に経済成長している地域の一つであり、温室効果ガスインベントリーも増加しており、CCS/CCUSは、経済発展と排出量削減の継続という課題に対処する上で特に重要になります。CCSは汎用性が高く、発電、鉄鋼、セメント、肥料などの排出削減が難しい産業分野で大幅な排出削減を実現することができ、また、低炭素水素製造の鍵となるでしょう」
「アジア地域のエネルギー分野のリーダーである日本は、知識共有と能力開発を促進するのに適した立場にあり、インスティテュートはこの取り組みの一端を担うことができて光栄です」と述べています。
本年度のフォーラムでは、日本政府のCCS/CCUS政策、アジア地域におけるCCS/CCUSの取組や、プロジェクト事業者からの主要な研究開発成果等が取り上げられます。またヨーロッパの先進的なプロジェクトよりスピーカーを招聘し、これまでの成果や知識を共有し、アジア太平洋地域の講演者は、プロジェクトが開発されている地域の課題、政策や規制、展開の戦略について議論します。
本フォーラムは、昨年度に続き、経済産業省のご後援、(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構よりご共催をいただき、日本CCS調査株式会社とグローバルCCSインスティテュートの主催会合となります。本年度の「Japan-Asia CCUS Forum 2021」へのご参加を心よりお待ちしております。
開催概要
日 時: 2021年10月20日(水)13:30~18:35
開催方法: オンライン開催(媒体:ZOOM Webinar)
会議言語: 日本語・英語(同時通訳)
定 員: 1,500名
※申込数が定員を超えた場合、ご参加いただけない場合があります。
主 催; グローバルCCSインスティテュート(GCCSI)、日本CCS調査株式会社(JCCS)
共催; 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
後援: 経済産業省(METI)
「Japan-Asia CCUS Forum 2021」イベントサイト:リンク
ZOOM 参加登録サイト:リンク
問合先
Matt Steyn (メルボルン本部): +61 405 018 007 matt.steyn@globalccsinstitute.com
宮下和子(日本事務所):japanoffice@globalccsinstitute.com
グローバルCCSインスティテュートについて
グローバルCCSインスティテュート、気候変動対策とエネルギー安全保障に不可欠な技術である二酸化炭素回収貯留技術(“CCS” : Carbon Capture and Storage)の展開を加速させることを使命とする、国際的なシンクタンクです。インスティテュート会員と協力し、また会員を代表し、専門知識を共有し、能力を高め、助言とサポートを提供することで、CCSの導入を可能な限り迅速かつコスト効率よく進め、この重要な技術が温室効果ガスの排出削減に貢献できるようにしています。詳細については、globalccsinstitute.comをご覧ください。