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オランダCCS計画のための実現可能性調査の準備が整う
4th January 2021
発行日:2021年1月4日
Neptune Energy社は2020年12月中旬、オランダでCCS計画を開発するための実現可能性調査を実施することを発表した。調査では、オランダ領北海において、最低1億2,000万メトリックトン、最大1億5,000万メトリックトンのCO2を貯留出来る可能性を持つ大規模沖合CCSプロジェクトの開発を検討する。Neptune社は、同社のライセンス・パートナーら及びCO2排出企業と協力して調査を実施する予定だ。調査は、毎年500万~800万メトリックトンのCO2をNeptune社が運営するL10-A、L10-B及びL10-Eエリア周辺にある、老朽化したガス田に圧入する実現可能性を評価する。もし開発されれば、このプロジェクトはオランダ領北海における最大のCCS施設の1つとなる。その貯留容量は、オランダ産業部門のCO2削減目標の半分以上を賄える。オランダ領北海には、沖合プロジェクトと陸上利用をつなぐインフラが既に設置されていることから、同地域の「エネルギー・ハブ」となり得ると目されている。同海域はまた、Neptune社Q13aプラットフォームで行われる世界初の海上グリーン水素パイロット・プロジェクト「PosHYdon」の実施地となる予定である。