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スイスのCO2回収新興企業Climeworks社、6,400万ポンドを調達して、CO2を回収・地中貯留すると共にCoca-Cola社等に販売する装置を開発

3rd June 2020

発行日:202063

原典:Telegraph

 

スイス・チューリッヒに本拠を構えるClimeworks社が、大気中からCO2を直接回収する装置の生産を増強するため、民間資金ラウンドで6,400万ポンドを調達した。

 

Climeworks社が開発する機器は、CO2を回収し、個体として地中に貯留出来る。

 

同社はまた、CO2を炭酸飲料で利用するCoca-Cola社のような顧客に販売することも可能である。

 

Climeworks社によると、この投資は、直接空気回収と呼ばれる技術に対するものの中では今までで最大だという。今年始め、米国石油会社のChevron社は、ライバル企業であり、Bill Gates氏や大手鉱業会社のBHP社も支持するカナダ企業Carbon Engineering社に投資した。

 

同技術の欠点の一つはその費用である。Climeworks社は各顧客に対し、回収されたCO21キログラム当たり89ペンス請求するが、それは、1人の乗客がロンドンからニューヨークに飛行する際の排出量にほぼ値する、1メートルトン当たりであれば890ポンドに相当する。

 

一部の批判者は同技術について、後戻りできない段階と科学者らが言う時点のずっと後である2077年まで費用効果的にならないと主張している。

 

英国は3月に発表された予算案において、CO2回収に8億ポンドを割り当てている。

 

Climeworks社の共同最高責任者であるChristoph Gebald氏は次のように述べている。「我々は、我が社の技術の開発を更に進め、個人を含む、更に多くの顧客が利用出来るようにする計画を立てている。我々は収益を利用して、約10万トンの容量を持つ新規プラントを建設する予定だ。」

 

操業は2022年までに開始出来る可能性がある。同社は欧州全体で100人以上を雇用している。

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