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プロジェクト・ツンドラのノースダコタ州老朽化石炭火力発電所改修リスクに、顧客が直面:米国IEEFA談
16th September 2020
発行日: 2020年9月16日
原典 : Energy Central
米ノースダコタ州の老朽化した石炭火力発電所に未実証のCCS技術を付設改修する計画は、Milton R. Young(ミルトン R.ヤング)発電所2号基から電力を得る顧客の電気料金を引き上げることになるそうだと、エネルギー経済・財務分析研究所(Institute for Energy Economics and Financial Analysis:IEEFA)の新報告書が伝えている。
Project Tundra(プロジェクト・ツンドラ)計画では、43年ものの455メガワット級発電所に、商業規模では実証されていない新たな二酸化炭素 (CO2) 技術が付設改修されることになる。プロジェクト提唱者によれば、回収されたCO2は地中隔離されるか、石油増進回収(EOR)事業利用のため企業に販売されるという。
この調査の共同執筆者であるDennis Wamsted氏は、「Minnkota Power Cooperativeは、この資金的にリスキーなプロジェクトを追求するのではなく、Young発電所2号基を閉鎖し、よりクリーンで低コストな貯蔵付き風力を建設することで容量的なニーズを満たし、再生可能エネルギーへの移行を受け入れるべきだ」と語った。