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米国企業、米ルイジアナ州で地下CO2貯留施設の建設を望む
18th October 2020
発行日:2020年10月18日
原典:CoalZoom.com
Gulf Coast Sequestration(GCS)社の主任(principal)であるBenjamin Heard氏は10月14日に行われたインタビューにおいて、同社は「発展中の産業の最先端にいる」と述べた。
Heard氏は、カーボン・フットプリントを低減させようとする産業内の動きが高まっている中で、Gulf Coast Sequestration(GCS)社は、地中隔離されたCO2 1t当たり50ドルを提供する米国連邦セクション45Q税控除を利用していると述べた。
米国ルイジアナ州Lake Charles(レイク・チャールズ)に本拠を置く同社は10月13日、Lake Charlesとサビーン(Sabine)川の間に位置する地下貯留層を開発するための許可を、米国環境保護庁(US Environmental Protection Agency)に申請したことを発表した。
同サイトは重要な産業クラスターに近く、また、貯留層は8,000万t以上のCO2を貯留出来る見込みで、年間270万tの圧入量を受け入れる容量を持つ。
Heard氏によると、Gulf Coast Sequestration(GCS)社は、CO2隔離を円滑に進める目的で意図的にビジネス・モデルを柔軟に保っているため、その報酬は使用料、45Q税控除を中心としたタックス・エクイティ資金調達の仕組みへの参加、またはその他の交渉で決めたやり方のいずれかから得られるという。
米国環境保護庁がそのような施設に対する許可申請を数えるほどしか受け取っていないことを理由の一つとして、貯留層の操業開始予定日について同氏から明言はなかったものの、許可が承認されれば、建設は1年程度掛かると見込んでいる。