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製鋼工程からの廃棄物共処理:製鋼スラグを用いた鉱化によるCCS
17th November 2020
発行日: 2020年11月17日
原典 : NCBI
鉄鋼業はエネルギー集約型部門であり、製鋼工程では、CO2、冶金スラグ、廃水などの廃棄物/副産物が大量に発生する。製鋼工程で発生する廃棄物処理の開発・導入を強化することは、環境にやさしく、省資源につながる。鉄鋼スラグ(SS)の鉱化によるCO2回収は、スラグの塩基性が高いことから優れた選択肢とされている。本ペーパーでは、製鋼スラグを利用した鉱化によるCO2回収貯留(SS-CCS)に関する最近の研究がまとめられた。SS-CCSの3つのルートについて、直接気-固炭化作用、直接水性炭化作用、間接炭化作用がそれぞれ比較されている。さらに、SS-CCSのさらなる発展のための課題と展望についても論じてられている。