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アルバータ州CO2幹線パイプライン、完全稼働

2nd June 2020

発行日: 2020年6月2日

原典: グローバルCCSインスティテュート

 

Alberta Carbon Trunk Line (アルバータ州CO2幹線パイプライン:ACTL)のシステムが今や完全稼働となったという本日の発表で、稼働中の大規模CCS施設の数は21件となりました。

 

ACTLのシステムは産業によるCO2排出を回収し、それを石油増進回収と恒久貯留のためにカナダのセントラル・アルバータ(Central Alberta)にある老朽化した石油・ガス貯留層に供給します。

 

現在供給されているCO2は、 North West Redwater Partnership (NWR)のスタージョン(Sturgeon)精製所とNutrien社のレッドウォーター(Redwater) 肥料製造施設で回収されているものであり、エネルギー及び農業セクターに持続可能な排出ソリューションを提供しています。CO2はその後、Wolf Midstream社の所有する 240kmのパイプラインで Enhance Energy社の所有する貯留層に移送されます。

 

同システムには、人為的活動から生じるCO2を運ぶための世界最大容量のパイプラインが含まれており、年間最大1,460万トンの CO2を輸送することができます。 これには、アルバータ州で260万台以上の自動車からのCO2を回収するのと同等の影響があります。このシステムは容量が多めに設計されており、排出管理のための効果的なソリューションに対する需要が増えるにつれて、将来、さらに多くの施設や貯留層と接続されるようになります。

 

現在、全世界で21件の大規模CCS施設が稼働中であり(そのうち14件が北米)、2件が建設中、28件が開発の様々な段階にあります。詳しくは、co2re.coをご覧下さい。

 

Alberta Carbon Trunk Lineの詳細については、こちらをご覧下さい。

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