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ガラス固化を研究する新手法、CO2回収技術に革命をもたらす可能性
5th November 2020
発行日:2020年11月5日
燃焼後CO2回収に使用される吸収液のガラス固化プロセスの研究は、有望なプロトタイプの開発の参考となる可能性がある。
英国ISIS Neutron and Muon Sourceの研究者らは、米国テキサス大学エル・パソ校、 (University of Texas (El Paso))、ワシントン州立大学(Washington State University)及びPacific Northwest National Laboratory(米国パシフィック・ノースウェスト国立研究所:PNNL)の協力者らと共に、CO2回収技術の失敗を引き起こすCO2回収吸収液のガラス固化について研究してきた。この研究は、ガラス固化、及び、ガラス転移温度以上で作業することでどのようにクラスターの形成を最小限に抑え、CO2回収隔離技術のより効率的な試験を促せるかに焦点を置いた初の論文である。
この分野における更なる研究が必要であるものの、アルカノールグアニジン・ベースの吸収液に関する分子レベルの理解は、CO2排出削減を助ける商業的事業の開発において極めて重要である。
この研究は、米国エネルギー省科学局基礎エネルギー科学室(U.S. Department of Energy, Office of Science Basic Energy Sciences)化学・地球科学・生物科学部(Chemical Sciences, Geoscience, and Biosciences (CSGB) Division)の若手科学者研究プログラム(Early Career Research Program)FWP 67038による助成を受けた作業をベースにしている。