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シンガポール政府、低炭素エネルギー研究のために4,900万シンガポール・ドルを準備
26th October 2020
発行日:2020年10月26日
シンガポール政府が、低炭素エネルギー研究並びに水素及びCO2回収・利用・貯留の実証基盤を構築する取り組みに資金提供するため、4,900万シンガポール・ドルを準備した。
Chan Chun Sing貿易産業大臣(Minister for Trade and Industry)は月曜日(10月26日)、シンガポール国際エネルギー週間(Singapore International Energy Week)の開会挨拶で次のように述べた。「水素は、よりクリーンなエネルギー形態とは言わないまでも、新たなクリーンなエネルギー形態として莫大な可能性を秘めている。」
シンガポールは月曜日、水素、CO2回収・利用・貯留ソリューション及び再生可能エネルギー貿易等、「低炭素型排出ソリューションを促進」出来る方法を検討するため、豪州と覚書を交わしたと、Chan大臣は述べた。
シンガポールの科学技術研究庁(Agency for Science, Technology and Research:A*STAR)、経済開発庁(Economic Development Board:EDB)、エネルギー市場監督庁(Energy Market Authority:EMA)、国家気候変動事務局(National Climate Change Secretariat:NCCS)、国立研究財団(National Research Foundation:NRF)がこのLow-Carbon Energy Research Funding Initiative(低炭素エネルギー研究資金提供イニシアティブ)に関与していると、上記の関係機関は別のメディアリリースの中で述べた。
「研究プロジェクトには、産業及び電力部門の低濃度排出源から効果的にCO2を回収し、それを建材、埋立用の砂、合成燃料等、有益な製品に転換することを可能にする技術が含まれる可能性がある」と、関係機関は付け加えた。