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ノースダコタ州の電力事業者、発電所に世界最大のCO2回収施設建設を望む

21st April 2020

発行日: 2020421

原典 : Spectrum Online

 

Project Tundra(プロジェクト・ツンドラ)、2025年にも操業開始の可能性

 

米国ノースダコタ州Center(センター)の街近郊にあるMilton R. Young発電所は、石炭火力発電所としてはこの上なくありふれたものである。しかし、その所有者である Minnkota Power Cooperative (Minnkota電力協同組合) がその希望を貫けば、この発電所は近々、世界中に名が知られるようになるかもしれない。

 

グランド・フォークス(Grand Forks)に本拠を置く同電力協同組合は、世界最大の発電所ベースのCO2回収施設を建設する取り組みである Project Tundra(プロジェクト・ツンドラ)を立ち上げており、建設は早くも2022年に開始される。Minnkota電力協同組合が同プロジェクトの必要とする10億米ドルの資金を調達すれば、同発電所最大の発電設備である455メガワット級のユニットから排出される二酸化炭素(CO2)を同協同組合の主張によれば90%以上回収する、この回収技術付設のために同発電所を改修する計画である。その効果は、600,000台のガソリン車を路上から排除するのに匹敵する。

 

「同社は、この石炭火力発電所の運転を継続させる方法である資金調達に非常に力を入れている」と、Project Tundraを担当するコンサルタントであるDavid Greeson氏は語る。「しかし、彼らは二酸化炭素排出についてどうにかするための方法を見つけることにも同様に力を入れており、それゆえこのプロジェクトの開発に資金を費やしているのだ。」

 

Project Tundraは、Young発電所からのCOを隔離するために、発電所で運転されている世界で他に2件しか存在しないCCS施設—テキサス州のPetra Nova(ペトラノヴァ)とカナダ・サスカチュワン州の Boundary Dam(バウンダリー・ダム) ―で利用されているのと同様の技術を利用する予定である。

 

CO2除去プロセスでは、まず最初に排ガスをスクラバーに通して不純物を除去し、温度を下げ、その後、CO2と結合するアミン溶液を含む吸収材に通す。このガスをアミンから解放するために熱が加えられ、抽出されたCO2 はその後圧縮される。Project Tundraでは、液体 CO2 をわずか1マイルほど先にある近隣の褐炭鉱の下にある砂岩に圧入し、そこで恒久的に貯留する計画となっている。

 

このため、Project Tundraのチームは、ノースダコタ大学(University of North Dakota)の協力者らと共に、現在、許可証の獲得と、投資家候補に包括的なリスク評価を提示できるよう詳細なエンジニアリング計画の考案に努めている。 Greeson氏は、必要な資金の調達に2年、必要な技術を付設するための発電所改修にさらに3年かかると見積もっている。それが実現すれば、Young 発電所は、早ければ2025年にも発電所をベースとした世界最大のCO2回収施設となる可能性がある。

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