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ベルギーの港、CO2回収プロジェクトでよりクリーンな将来に向けて旅立つ
2nd June 2020
発行日:2020年6月2日
ベルギー・アントワープ港が、CO2回収プロジェクトで2030年までにCO2排出量を半減するために、化学及びエネルギー企業7社を団結させた。
将来のCO2回収・利用・貯留(CCUS)利用を支援するCO2インフラの構築を目指すコンソーシアムの参加企業には、Total社、INEOS社及びExxonMobil社が含まれる。
この協力は、共有CO2液化プラント、貯留施設並びに船舶及びパイプラインの両方によるCO2輸送の開発をもたらす可能性がある。
アントワープ港(Port of Antwerp)CEOのJacques Vandermeiren氏は、次にように述べている。「この有望なプロジェクトは、クラスター効果を生じさせ、革新的で運用可能な付加価値を生み出すためには協力が鍵であることを改めて証明するものだ。」
この共有インフラが実際に実現した場合、港湾全体の産業コミュニティが利益を享受すると共に、フランドル地方、ベルギー及び欧州の気候目標に向けて価値ある貢献がなされることとなる。
ベルギーには適したインフラが存在しないため、コンソーシアムは、CO2をパイプライン経由でオランダ・ロッテルダムに輸送するか、船舶でノルウェーに輸送する可能性について調査している。