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世界最大のCO2回収プラントにて建設開始、アイスランド
8th December 2020
発行日:2020年12月8日
世界初の大規模CCSプラントの建設がアイスランドにて開始された。Orca(オルカ)と名付けられたプラントは、ファンを利用して空気を取り込み、CO2の約90%をろ過し、そのCO2を地中貯留用に炭酸塩鉱物に転換する。プラント開発を行っているClimeworks社がCO2回収装置を作製し、Carbfix社がCO2鉱化技術を提供し、アイスランドのON Power社がプラントに地熱電力を供給する。プラントは2021年春までに完成し、稼働を開始する予定である。
ガス回収のためにプラントに組み込まれる直接空気回収(Direct Air Capture:DAC)と呼ばれる技術は、工場や発電所から排出されるCO2を回収し、地中に貯留するCCSから派生したものである。
残念ながら、DACはガス回収の安価なオプションでは無い。