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主要エネルギー企業、英国北海CO2貯留促進のためにパートナーシップ形成

26th October 2020

発行日: 20201026

原典 : Carbon Capture Journal

 

bp社、Eni社、 Equinor社、 National Grid社、Shell社、Total社、英国北海における沖合二酸化炭素関連インフラ開発のため、bp社をオペレーターとしてNorthern Endurance Partnershipを形成

 

このインフラは、ティーズサイド(Teesside)とハンバーサイド(Humberside)における産業クラスターの脱炭素化を目的とした Net Zero Teesside (ネットゼロ・ティーズサイド:NZT) Zero Carbon Humber (ゼロカーボン・ハンバー:ZCH) の両プロジェクト案で利用される予定である。

 

NZT及び ZCHは、英国最大の産業クラスター2カ所における工業・電力の脱炭素化を始動させる大規模脱炭素化プロジェクトである。両プロジェクトは、2026年までの運転開始を目指しており、CO2回収、水素、燃料転換を組み合わせて早くも2030年にはネットゼロを達成する現実的な道筋を描いている。 成功すれば、NZT及びZCHとリンクしたNEP (Northern Endurance Partnership)によって、英国の産業排出の約50%脱炭素化が可能となる。

 

NEPは、NZT及びZCH双方から英国北海海底の沖合地中貯留層まで回収したCO2を輸送する沖合パイプライン・ネットワークの開発を急ぐべく、英国政府のIndustrial Decarbonisation Challenge(産業脱炭素化チャレンジ)のフェーズ2を通じた資金提供に申し込みをしている。

 

17,000万ポンドのIndustrial Decarbonisation Challengeは、英国ベースの研究開発を利用して最大の産業的・社会的課題に対処することを目的として英国政府が立ち上げた47億ポンド規模の Industrial Strategy Challenge Fund(産業戦略チャレンジ基金) の一部である。NEPによる資金提供申し込みは、英国の北海南部におけるNZT及びZCHのための総合沖合CO2貯留開発実現に向けた重要な一歩である。

 

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