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米国政府、ワイオミング州CO2パイプラインのルートを承認
22nd January 2021
発行日:2021年1月22日
米国政府が、CO2のワイオミング州内輸送を可能にする、開発されれば北米において、この種のものでは群を抜いて最大のネットワークとなり得るパイプライン・システムを承認した。
米国土地管理局(U.S. Bureau of Land Management)は、Wyoming Pipeline Corridor Initiative(ワイオミング州パイプライン地帯イニシアティブ)を通して、1,100マイル(1,770 km)の連邦所有地をパイプライン開発用に指定したと、Casper Star-Tribune紙は報道した。
David Bernhardt米国内務長官(Interior Secretary)は、ドナルド・トランプ政権の他の閣僚らと共に退任する数日前の先週金曜日(15日)に、同計画に署名した。承認によって、企業はパイプライン建設案の提出を開始出来る。
共和党のMark Gordon知事を含むワイオミング州当局者は、同州の低迷する炭鉱産業を後押しする方法としてCO2回収を奨励している。
エネルギー市場は、石油開発のためにCO2回収プロジェクトの開発を促していると、パイプライン・イニシアティブのワイオミング州プロジェクト・マネージャーであるMatt Fry氏は述べた。
Western Watersheds Project等、環境保護団体は、パイプラインはキジオライチョウ(主に地上性の、茶色でニワトリ程度の大きさの鳥)の生息地を横断するとして、パイプライン地帯計画を批判している。