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ADNOC、世界で最も炭素排出量の少ない石油・ガス生産者の一つとしての地位を固める

26th February 2020

CCS in the news 日本語版
発行日: 2020年2月26日
原典: Emirates247

 

ADNOCは、自社のCCUSプログラムを大幅に拡張することにより、世界で最も炭素排出量の少ない石油・ガス生産者の一つとしての地位をさらに固めようとしていると、アラブ首長国連邦国務大臣でありADNOCグループのCEOであるSultan bin Ahmad Sultan Al Jaber氏(博士)が語った。

サウジアラビア王国で行われたInternational Carbon Capture Utilization and Storage(国際CO2回収・利用・貯留: ICCUS)会議における「Thought-Leaders in Oil and Gas(石油・ガスにおけるソート・リーダーズ)」 と題するパネル・セッションでのスピーチで、Al Jaber氏は、ADNOC社はその包括的持続可能性目標の一環として2030年までにCCUS容量を5倍以上に拡大できる路線にあるとして、同社が2030年戦略を実現しながら責任ある石油・ガス生産に対してコミットしていくことについて強調した。

ADNOCのCCUSプログラムは、石油増進回収(EOR)によって同社の石油・ガス備蓄の価値を最大化することも可能にし、増加する需要を満たせるよう、よりクリーンな燃焼の天然ガスを自由化すると、Al Jaber氏は語った。
現在、アブダビ首長国にあるADNOCの Al Reyadah 施設は、年間80万トンのCO2を回収する能力を有する。ADNOCは、自社ガス・プラントからのCO2回収量を5倍以上にすることにより、2030年までに年間500万トン- CO2(UAEの面積の2倍を超える500万エーカー以上の森林による年間CO2回収能力に相当)を達成することを目指してこのプログラムの容量を拡大する予定である。

ADNOCが自社のCCUS目標をどのように達成するかについて詳述する中で、 Al Jaber氏はADNOCのShahガス・プラントは240万トンのCO2を回収できるポテンシャルを有し、一方、Habshan及びBabプラントは約200万トンのCO2を回収できる可能性があると強調した。

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