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Blue Planet社、1,000万ドルの資本調達を発表、CO2の回収とコンクリート建材への隔離によって気候変動と戦う
18th September 2020
発行日: 2020年9月18日
原典 : PR Newswire
シリコンバレーの企業であるBlue Planet社(Blue Planet Systems Corporation)が、採算性がありギガトン (GT)規模で普及が可能な、二酸化炭素を恒久的に除去するCO2回収利用システムを開発した。この1,000万ドルの資本調達募集には、気候変動との戦いにおけるリーダー達が参加している。
Blue Planet社は、バイオエネルギー、天然ガス及び石炭火力発電所、製鋼所、セメント工場、製油所から、そして大気中から直接、排出された二酸化炭素を回収する。このプロセスでは、これらのガス流からの希釈された回収二酸化炭素は、合成石灰岩(CaCO3)として鉱化するために炭酸塩に転換される。この合成石灰岩は、コンクリートの主要素である自然採掘の石灰石骨材の代替となり、回収された二酸化炭素を恒久的に隔離することができる。石灰石市場は、年間 50 GTを超える最大の潜在的CO2吸収源の一つであり、 それゆえ世界の炭素排出レベルを抑制するBlue Planet社のソリューションが拡大可能で経済的採算性のあるものとなる。
「我々の投資家達は、気候変動分野における彼らの献身、経験、存在感ゆえに、我々にとってのアドバイザーでもあることが多い」と、Blue Planet社の創設者兼CEOであるBrent Constantz博士は述べた。「新たな技術は、気候変動へと続く道を逆転させる上で、我々が持つ最大のツールの一つだ」と、投資家でありアドバイザーでもあるレオナルド・ディカプリオ氏は言う。
Blue Planet社初のプラントは、カリフォルニア州ピッツバーグで建設中であり、天然ガス火力発電所と、原料及び完成品を荷船で運ぶためのサクラメント・デルタ(Sacramento Delta)に隣接した場所にある。Blue Planet社のコンクリートは既にサンフランシスコ国際空港 (SFO)第1ターミナルに導入されており、炭素緩和を目的とした低炭素建材のコスト中立的な公共調達モデルとなっている。
カリフォルニア州ロス・ガトス(Los Gatos)にあるクリーン・テクノロジーのスタートアップ企業、Blue Planet Systems Corporationは、経済的に持続可能なCO2回収及び鉱化に関わる技術・製品・サービスの開発を行っており、それによって二酸化炭素(CO2)を、有益に、具体的にはコンクリートの骨材として、再利用される建材中に恒久的に隔離している。