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C-Capture社、BP社から認定を受ける
7th April 2020
発行日:2020年4月7日
C-Capture社のCO2回収技術が、BP社2020 Advancing Low Carbon(2020年低炭素促進)認定プログラムの下で認定された。
C-Capture社は、発電所、産業プラント、水素製造施設及びバイオガス又は天然ガスのアップグレーディング・プラント等、CO2を他のガスから分離する必要のある大半の産業プロセスに配備することが出来る、ユニークな吸収液ベース技術を持っている。
同技術は、有害として分類されておらず、安価で、生物源から大量に製造出来る新しい部類の回収溶液を利用する。C-Capture社技術は、現在商業利用されている技術よりエネルギー消費量が40%少なく、CO21トン当たりの回収費用を大幅に削減出来る可能性を持つ。
BP Ventures社Ventures Principal(主任)でC-Capture社取締役も務めるMartin Sellers氏は、次のように述べている。「C-Capture社は、その革新的なCO2回収技術を通して、数多くの産業排出源から排出されるCO2を大幅に削減できる。同社は、2050年までに正味ゼロ排出企業になるという我々の目標を支援すると共に世界が正味ゼロ排出を達成するのを助けるために我々が投資する、ソリューション重視型企業の素晴らしい例である。我々は今年、BP社Advancing Low Carbonプログラムにおいて、C-Capture社をBP社『パートナー』として認定できたことを嬉しく思っている。」
BP社Advancing Low Carbonプログラムは、BP社各部門に低炭素機会の追求を奨励するものであり、それには低炭素技術への投資も含まれる。BP社は2018年にC-Capture社に投資しており、今回の認定は、発電及び産業プロセスからCO2を除去するC-Capture社技術の可能性を認めたものである。認定された活動は、プログラムの基準と要件を満たすと共に、Advancing Low Carbon認識マークを得られるようになる前にDeloitte社による第三者保証を得る必要がある。