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Carbon Clean Solutions Limited、Equinor社及びICOS社から資金調達

2nd July 2020

発行日:202072

原典:Carbon Capture Journal

 

Carbon Clean Solutions LimitedCCSL)が、Equinor VenturesEV)及びICOS CapitalICOS)とのシリーズB投資ラウンドで2,200万ドルを調達。

EV及びICOSは、2月にCCSL1,600万ドルを注入したWAVE Equity PartnersChevron Technology Ventures及び丸紅株式会社という世界的投資会社3社に加わることになる。

資金は、チームの育成並びに同社の証明済みCO2回収技術を鉄鋼、セメント、廃棄物管理、製油及び石油化学各部門のCCUSプロジェクトに提供するために利用される。CCSLはまた、2021年までに炭素クレジットを含まずにトン当たり30ドルのCO2回収費用を達成するために、CCSLの「コンテナ化(containerised)」ソリューション生産への投資を継続する。その結果として、大量排出者は早ければ来年から炭素税でCO2回収費用を相殺出来る可能性がある。

CCSL/CEOAniruddha Sharma氏は、「世界が未曽有のパンデミックから回復しようとしている中、正味ゼロ排出目標の達成は環境に優しい回復のための最優先事項であり続ける。この投資は、主要事業会社が感じているCO2回収における画期的技術の必要性を示している。我々は、化石燃料利用の気候に対する影響を制限するため、今後数か月にわたって複数のCCUSプロジェクトを支援するために投資家ら及びパートナーらと協力していくことを楽しみにしている」と述べた。

英国に本社を構えるCCSLは、CO2利用及び貯留のための手頃な価格のCO2回収技術の開発において最前線に立っている。インドTuticorin(トゥティコリン)にある、民間企業が資金提供した世界最大の産業規模CO2回収利用プラントにて同社技術を紹介したCCSLは、産業の費用効果的な脱炭素化を加速させるため、同社の顧客層を更に拡大することを計画している。

「再生可能エネルギーは飛躍的に成長しているが、重工業の脱炭素化も同じぐらい、あるいはそれ以上に大きな課題である。そこでこそまさに、我が社の革新的でモジュール化された技術が根本的な役割を果たすのだ」とSharma氏は述べた。

CCSLEquinorの気候中立に向けた前進を支援することから、我が社は喜んでCCSLに投資している。CCSLは、費用低減を更に進め、CCUSがより多くの産業プレーヤーにとって実行可能なオプションとなるようにするのに、良い立ち位置にある。この点でNorthern Lights(ノーザンライツ)プロジェクトを補完するものである。人々は、Covid-19及び石油価格の下落がEquinorの気候行動を遅延させるのではないかと懸念している。しかし現実はむしろその逆であり、Equinorは排出削減の加速と、複数の産業部門の脱炭素化にCCUSを利用することを強く決意している。この投資は、この決意を再確認し、支持するものである」とEquinor Ventures副社長のGareth Burns氏は述べた。

「我が社は、CCSLの国際的な投資家ベースの一部になれること、そして、複数の利用市場におけるCO2回収利用ソリューションの本格展開に投資し、それを支援出来ることを誇りに思っている。ICOSにとってCO2回収利用は、気候変動面からの差し迫ったニーズであるというだけでなく、現在及び近い将来における膨大なビジネス・チャンスでもある。我が社は、CCSLチームがこの驚異的なチャンスを掴むにあたって然るべき軌道に乗っているということに自信を持っている」と、ICOS CapitalパートナーのPeter van Gelderen氏は述べた。

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