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CEMEX社、CO2回収研究にDOE助成金を授与される
11th November 2020
発行日:2020年11月11日
CEMEX社及びMembrane Technology & Research社が、テキサス州にあるCEMEX社セメント工場に導入される、低費用な革新的CO2回収技術に取り組む。
CEMEX社の米国事業は、米国エネルギー省(United States Department of Energy:DOE)から、テキサス州にあるBalconesセメント工場における革新的なCO2回収技術の研究開発のための助成金を授与された。この助成金は、この技術を実施するための実現可能性調査の一部に使用され、2050年までに世界的にCO2正味ゼロ排出のコンクリートを提供するというCEMEX社の目標に向けた重要な前進となることが期待されている。
このイニシアティブにおいて、CEMEX社はMembrane Technology & Research(MTR)社と提携し、テキサス州ニューブラウンフェルズ(New Braunfels)にあるCEMEX社Balconesセメント工場で18ヶ月間の調査を行い、工場の生産プロセスに新しい膜技術を導入することによるCO2排出削減の可能性を探る。MTR社によると、膜はCO2が通過可能な半透過性バリアとして機能し、最小限の導入コストでのCO2回収を促進する。