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Chevron社ゴルゴン・プロジェクトが恥の上塗りをする中、更に多くのCO2が放出

13th January 2021

発行日:2021113

原典:Melbourne Age

 

複数の文書が明らかにしたところによると、Chevron社ゴルゴン(Gorgon)プロジェクトを支えるCO2回収施設において問題が増えることによりその機能が縮小されてきたが、そのことは更に多くのCO2が大気中に放出されていることを意味している。

 

火曜日(12日)、独立系エネルギー報道機関Boiling Cold情報公開(Freedom of Information)法の下で入手した複数の報告書を公開し、この米国ガス企業大手が西オーストラリア州バロウ島(Barrow Island)におけるプロジェクトに30億ドル以上費やしたことを明らかにした。

 

同機関はまた、Chevron社が、圧力管理システムが機能していない状態でCO2の地下圧入を開始したことや、そのような状態であるにもかかわらずChevron社が運営を継続出来るよう、規制当局である西オーストラリア州鉱山産業規制保安省(Department of Mines, Industry Regulation and SafetyDMIRS)が同社に複数の延長許可を発行したことを明らかにした。

 

それらの文書は更に、Chevron社が同システムのために公的資金6,000万ドル全額を、システムが部分的に稼働開始する2年以上前の2017年までに確保していたことも明らかにした。

 

Karen Caple DMIRS資源・環境遵守局長(resource and environmental compliance division director)は、圧力管理システムなしでCO2を圧入しても、システムの長期的な性能に影響を及ぼす可能性は低いと述べている。

 

同氏は、Chevron社が2021630日までのフル稼働を目指してシステムの稼働を再開させる間、CO2圧入を継続することをDMIRSが承認したと述べた。

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