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CO2回収ナノ技術、世界を助けるために豪州で発明
4th September 2020
発行日:2020年9月4日
CO2を回収するナノ素材を開発するため、150万豪ドル規模パイロット生産プラントが豪州ニューカッスル大学(University of Newcastle)に設立されることになり、気候変動に対処しなければならない人類に新たな希望を与えている。
Ajayan Vinu教授は、石炭火力発電所及び周辺環境から排出されるCO2を吸着させ、クリーン燃料に変換することが目的であると述べた。
CO2を吸着させるために豪州に豊富にあるタイプの粘土を利用する同技術は、殺虫剤、医薬品に含まれる化学物質、重金属及び繊維染料の除去にも利用出来る。
パイロット・プラントは3年間の稼働予定であり、2年以内にニューカッスル港(Port of Newcastle)近郊に本格生産プラントを設置することが計画されている。
同計画には、豪州中の石炭火力発電所に同技術を販売し、「CO2回収施設を設立するために発電所と協力する」ことが含まれている。
同教授のチーム及び産業パートナー(Andromeda Metals社、Minotaur Exploration社及び2社の共同研究開発会社であるNatural Nanotech社)は、資本投資家らと投資機会について話し合いを進めている。パイロット・プラントに資金提供しているのは、これらの企業である。