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CO2CRC及びNERA、豪州CCUSに関する重要な調査を立ち上げ
31st July 2020
発行日:2020年7月31日
NERA(豪州全国エネルギー資源:National Energy Resources Australia)及びCO2CRCが、豪州エネルギー資源部門におけるCO2排出削減を支援すると同時に、豪州のエネルギー未来を保証するため、CCUSに関する新しい重要な調査を行うことを発表した。
調査プロジェクトは2段階に分けて実施されている。CO2CRCがGeosciences Australia(豪州地球科学機構)との協力の下で主導し、COAL21が支援する第1段階では、CO2の石油増進回収(CO2-EOR)への利用可能性について豪州の石油・ガス堆積盆がランク付けされる。調査プロジェクトの第2段階では、豪州の陸上堆積盆における油田・ガス田レベルでのCO2-EORの潜在的チャンスについて産業界及び政府に知見が提供される。
また、この調査プロジェクトでは、石油回収及びCO2貯留を目的とした豪州のCO2-EOR採用を加速させ、同時に同技術の安全で効率的な利用を保証する、政策、インセンティブまたは規制の枠組の評価並びに提言も行う。
NERAのCEOであるMiranda Taylor氏は、同プロジェクトについて、低費用排出削減の新たなソースについて検討した有識者パネルによる最終報告書(Final Report of the Expert Panel;the King Review)の提言を豪州が達成し、豪州経済全体の新しい排出削減チャンスを広げる重要な手段を講じるよう助ける可能性があると述べた。