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Costain社、Acornプロジェクトのコンサルタントに選ばれる
3rd March 2020
CCS in the news日本語版
発行日:2020年3月3日
英国初のCCSプロジェクトとなり得るものを実現するため、Costain社が、Pale Blue Dot Energy社に技術的コンサルティング・サービスを提供するという次段階の作業を受託した。
Costain社はSt Fergus(セント・ファーガス)における陸上ガス排ガス回収、CO2回収統合、CO2圧縮及び調質等、概念設計及び基本設計の支援、並びに、既存のGoldeneye(ゴールデンアイ)パイプラインの転用やGoldeneyeガス田近郊の新しいCCSハブを含む、沖合海中システムの設計を行う。
Acorn(エイコーン)CCSプロジェクトは、低費用で拡張可能なCCSスキームであり、スコットランドのSt Fergusターミナルにある陸上ガス施設から現在排出されているCO2の費用効率的な回収及び貯留を可能にするだけでなく、英国全土の家庭及び産業の暖房を脱炭素化することを目的として水素をガス網に混入させるべく、また、脱炭素化された輸送等、他の目的に利用する可能性のために、北海の天然ガスをクリーン水素に改質するAcorn Hydrogen(エイコーン水素)プロジェクトを成功させるものとして重要なものである。
システムはまた、Peterhead(ピーターヘッド)港におけるCO2船舶輸送施設の準備や、スコットランド中部からのCO2回収を可能にするための、既存Feeder 10パイプラインの転用等、他の回収貯留プロジェクトを可能にするようにも設計されている。プロジェクトの現段階は、Pale Blue Dot Energy社が率い、調査パートナーであるShell社、Total社及びChrysaor社が支援していると共に、BEIS(英国ビジネス・エネルギー・産業戦略省)及びEuropean Project of Common Interest(欧州共通利益プロジェクト)としてINEA(イノベーション・ネットワーク・エグゼクティブ・エージェンシー)から一部、資金提供を受けている。