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DNV GL社、Fortums社プラントにおけるShells社CO2技術利用を承認

2nd July 2020

発行日:2020年7月2日

原典:英国ロイター

 

ノルウェー・オスロにあるFortum社廃棄物エネルギー転換プラントにおけるShell社CO2回収技術の利用が承認されたと、リスク管理及び品質保証会社DNV GL社が木曜日(2日)に述べた。

 

Fortum社は温室効果ガス排出量を、乗用車200,000台分の排出量に相当する年間400,000トン削減するため、同社プラントにおいてフルスケールCO2回収施設の建設を計画している。

 

パイロット・プロジェクトは、Shell社CONSOLV CO2技術が排ガスに含まれるCO2の90%以上を回収出来ることを示したと、DNV GL社は声明の中で述べ、同技術は記載通りのものであり、既存の基準を満たすとして認証した。

 

「DNV GL社による第三者技術資格認定は、Shell社技術を採用することによるプロジェクト・リスクは低いという確信をもたらした」と、プラントのプロジェクト・リーダーであるJannicke Gerner Bjerkas氏は述べた。

 

Fortum社プラントは、工業サイトから排出されるCO2を回収し、沖合貯留層に圧入することを目指す、ノルウェー国内のより大きなCCSプロジェクトの一部である。

 

4月、DNV GL社はノルウェーBrevik(ブレヴィク)にあるNorcem社セメント工場において同国のAker Solutions社が開発したCO2回収技術を利用することを承認した。

 

これら2件のプロジェクトが建設された場合、合わせて年間800,000トンの排出量が削減されると見込まれている。

 

ノルウェー政府は、CO2回収装置2台、貯留及び10年間の操業費用を含む、約250億ノルウェー・クローネ(26.5億ドル)の費用が掛かるこのCCSプロジェクトを支援するかどうかについて、まだ検討中である。

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