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ERMA FIRST社とBabcock社、液化CO2輸送船用CCSで協力

5th June 2023

トピック: Local News

発行日:2024年6月5日

原典:Carbon Capture Journal

 

Capital Gas社、ERMA FIRST社及びBabcock社は、先駆的なCCSシステムであるCarbon Fit(カーボン・フィット)を4隻の新しい液化CO2LCO2)輸送船に搭載する。

2026年に韓国の造船会社である現代尾浦造船所(Hyundai Mipo Dockyard)が引き渡しを予定している2万2,000立方メートル級LCO2輸送船は、この種の船としてはこれまでに建造された中で最大のものとして、Capital Gas社が管理する船団に加わることとなる。

Capital Gas Ship Management社の取締役社長(Managing Director)であるMiltos Zisis氏は、「環境への影響を最小化するための継続的な取り組みの一環として、また、よりクリーンで持続可能な将来に積極的に貢献するため、Capital Gas社はLCO2輸送船の建造を監督する世界初の船舶管理会社となったことを誇りに思う。そして今、我々は更なる一歩を踏み出そうとしている。我々はパートナー達と共に、これらの輸送船の環境的持続可能性を高めるため、先進的CO2回収技術を開発している」と述べた。

ERMA FIRST社のCarbon Fitシステムは、Lloyd Register社及びDNV社両社から基本設計承認(Approval in Principle:AiP)を取得している。このシステムは、排ガスからCO2を吸収するため、同社独自のアミン吸収液に基づくアミン吸収技術を使用している。得られた混合物は、化学反応を起こして吸収を反転させ、吸収液からCO2を分離させるために加熱される。その後、分離したCO2は後の積出のために、船上でBabcock社LGEのecoCO2®システムを使用して液化され、加圧・低温タンクに貯留される。再生した吸収液は再利用が可能であるため、このプロセスはCCSのための高効率な再生循環を作り出す。

 

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