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Fortum社とKvaerner社、CO2回収で協力
3rd March 2020
CCS in the news 日本語版
発行日: 2020年3月3日
原典 : Carbon Capture Journal
Fortum社と Kvaerner社が、廃棄物エネルギー化におけるCCS利用など、技術的ないし商業的協力のためのプロジェクト及び機会を見出すことについて、覚書 (MoU) を交わした。
評価の対象となる機会の一つは、新たなCO2回収プラントの実現可能性である。
「我々はFortum社のエネルギー関連の取り組みをさらに強化していくため、Kvaerner 社のようなパートナーとこの覚書を結べたことを非常に喜ばしく思っている。プロジェクトの候補の一つは、廃棄物エネルギー化(WtE)プラント用のCCSである。CCSは気候変動との戦いと、よりクリーンな世界の創造に非常に相応しい」と、 Fortum社の社長兼CEOである Pekka Lundmark氏は語る。
Fortum社は、エネルギーのクリーン化、脱炭素化、天然資源利用の持続可能化に向けた変化を推進することを目指している。同社は、CO2フリーのエネルギー生産に投資しており、CO2回収ソリューションやCO2排出削減のためのその他の取り組みの実験に積極的である。Kvaerner社は、Fortum社の将来のプロジェクト候補にとって、気候変動緩和という共通の取り組みにおいて価値のあるパートナーである。
「CCS施設は、今後のKvaerner社にとって重大な重点分野となり、我々にとってFortum社と手を組むことは大きな利点である。我々は、エネルギー・システムの再形成、資源効率改善、将来のためのスマート・ソリューションの提供によって、彼らと手を組んでこの変化を加速させていくことに心躍らせている」と、Kvaerner社の社長兼CEOであるKarl-Petter Løken氏は語った。