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GCCSI 最新ニュース:東南アジアCCUS作業グループの初会合
17th June 2020
発行日:2020年6月17日
東南アジアでは、その発電燃料ミックスと天然ガス生産量の急増により、CO2回収・利用・貯留(CCUS)が、同地域で急増しているCO2排出量の削減において独特かつ重要な役割を果たすことが出来ます。
インスティテュートは、幅広いエンゲージメントを通して、CCUSに関するトピックについて同地域全体で協力出来る様々な共通の関心分野について注視し、その結果としてSoutheast Asia CCUS Working Group(東南アジアCCUS作業グループ)を設立しました。
同グループは、東南アジアに拠点を置く、あるいは同地域におけるCCUS開発に関心のあるグローバルCCSインスティテュートの主要メンバーと、産官学のステークホルダー30名により構成されています。
グループは、同地域全体で既に進行中のCCUSイニシアティブから得られる知識や情報を共有し、CCSプロジェクトの最新情報を提供し、共通の政策及び法的課題について議論し、ステークホルダー・エンゲージメントの調整を行い、また技術的な共通関心分野を特定し支援することを目的としています。
東南アジアにおける低費用CCUSプロジェクトには、豊富な地中貯留資源の存在に裏打ちされた大きなチャンスがあります。加えて、コンパクトな地理的領域や、適切な地中貯留サイトの近くに石油/ガス・インフラが存在することから、同地域及びそのステークホルダーは、同地域諸国及び近隣の国・地域にCO2貯留ソリューションを提供するCCUSハブ構築に適した立場にあります。
同地域はまた、高度な技術能力を持つと共に、沖合オペレーションを対象とした強力なCCUSサービス産業を作り上げ、また、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、ブルネイ及びカンボジアをつなぐ石油/ガス・パイプラインのための広範囲に及ぶインフラ計画を既に構築しています。
グループまたは同地域におけるインスティテュートの活動の詳細についてお知りになりたいインスティテュート・メンバーまたはステークホルダーの方がいらっしゃいましたら、Senior Client Engagement Lead(顧客エンゲージメント上級リーダー)のTony Zhangまでご連絡下さい。