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Houlder社、海運CO2回収調査のスコープについて助言

6th July 2020

発行日:202076

原典:Carbon Capture Journal

 

Houlder社がPMW Technology社とのパートナーシップの下、CO2回収技術の利用可能性を評価する調査作業を開始。

 

PMW Technology社は、英国政府Department for Transport(運輸省)によるTransport-Technology Research Innovation Grant(運輸技術研究イノベーション助成金:T-TRIG)から直近に資金を供与された組織の1つである。T-TRIGから資金を活用して、同調査は海運業を脱炭素化させるべく、船舶用エンジンから排出されるCO2の先端回収技術を利用することの実行可能性、費用、インフラ、影響及び潜在的利益について評価する。

 

PMW Technology社の先端A3C CO2回収プロセスは、CO2 を凍結させた上で昇華させることで船舶排ガスからCO2を抽出するように設計されている。回収されたCO2は液化され、船内の専用タンクに貯留されるため、船舶用エンジン及び燃料の技術面における抜本的な見直しを行わずに船舶から排出されるCO2を回収出来る。

 

船舶工学並びに船舶の設計及び仕様に関する豊富な経験を持つHoulder社は、技術の運用可能性及び海運に利用する可能性を評価するための調査における、重要な変数について助言する。

 

船舶用エンジンからのCO2回収は、海運業界に新しい燃料システムの莫大な費用を回避するチャンスを与えると共に、既存船舶及び現在の高性能エンジン設計を保持することを可能にする。CO2回収の可能性を、海運業の脱炭素化を達成するより手頃な方法として評価することは、IMO2030年及び2050年の目標に向けた前進を加速させることにつながる。

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