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JOGMEC、JX、Petronas社、マレーシアのガス田でCCSを試験
25th March 2020
発行日: 2020年3月25日
原典 : Offshore Engineer
石油天然ガス・金属鉱物資源機構 (JOGMEC) が、JX石油開発株式会社及びPetronas社と、CCS技術を利用し、マレーシアにおける高濃度CO2ガス田の開発について調査する合意を締結した。
「マレーシアでは高濃度CO2を含む数多くのガス田が発見されているが、技術的・経済的理由から開発されないままとなっている。このようなガス田の開発には、生産されるガスから出るCO2を分離・回収し、適切に貯留することが求められる」と、 JOGMECが水曜日に語った。
「将来の商業化を視野に、JOGMECとJXはその知識と経験をフルに活用して調査を行い、このようなガス田開発の実現可能性について探る」と、JOGMECは述べた。
この調査において、当該ガス田から生じるCO2は、分離・回収され、成熟し枯渇したガス貯留層などの適切な貯留層に圧入されることになる。
JOGMECは、CCS技術を用いて、環境配慮型のガス開発のコンセプトを確立することを計画している。 同調査では、天然ガスから生成される水素を日本に輸出する将来的な可能性についても調べる予定である。