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Occidental社後援の企業、新たな米国のCO2除去プラントを建設
20th August 2020
発行日: 2020年8月20日
原典 : 英国ロイター
米国の石油・ガス生産企業であるOccidental Petroleum社後援の新たなベンチャー事業が、直接空気回収として知られるプロセスを通じ、大気中から二酸化炭素を吸収するこれまでで最大の施設を開発すると、関係各社が水曜日に語った。
Occidental社のベンチャー・キャピタル部門であるOxy Low Carbon Ventures社は、持続可能性に重点を置いた未公開株式投資会社であるRusheen Capital Management社と共に、カナダのCarbon Engineering社が開発した直接空気回収(DAC)技術を使用させるための会社を設立した。
この新しい企業、1PointFive社は、テキサス州のパーミアン盆地(Permian Basin)内100エーカーの場所に、施設を建設する。同施設は大気中から年間最大100万トンの二酸化炭素回収を目指すと、関係各社が共同声明の中で語った。
建設は、プラント設計を改善しコストを低減する時間が取れるよう、2022年に開始される。このプロジェクトは、市場で資金調達を行おうとしている。
このテキサス州の施設で回収された二酸化炭素は地中貯留され、油田内の圧力を高めて生産をスピードアップさせるのに使用される。
同プロジェクトは、CO2回収隔離プロジェクトへの投資を促進するよう策定された連邦税控除から利益を得る予定である。
Carbon Engineering社は、カナダのブリティッシュ・コロンビア州に2015年から稼働中のパイロット・プラントを所有している。