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SSE Thermal社、世界初のゼロカーボン・クラスター開発を支援
23rd April 2020
発行日: 2020年4月23日
SSE Thermal社が、他の主要エネルギー会社及び工業会社10社と共に、2040年までにハンバー(Humber)地域を世界初のゼロカーボン・クラスターに転換する契約に署名した。
UK Research and Innovation (英国研究・イノベーション機構:UKRI) は今日 (4/17) 、同コンソーシアムが、Industrial Strategy Challenge Fund(産業戦略チャレンジ基金)のフェーズ1を通じ、その計画に乗り出すための資金の確保に成功したと発表した。
同コンソーシアムは、ハンバー地域のエネルギー及び工業の脱炭素化のため、新たに登場したCCS及び水素技術を利用することに注力している。この取り組みは、2040年までに英国の年間二酸化炭素排出量の約10%を回収・貯留するポテンシャルを有している。
関与する企業の中には、同地域最大の企業も一部含まれている。この計画には、英国最大の産業ハブにおいて英国総付加価値(GVA)180億ポンドにのぼる将来的繁栄に貢献し、同地域における雇用を最高55,000件保護できるポテンシャルがある。
提案には、炭素を回収・貯留し、燃料源として低炭素型水素に転換することにより、エネルギー及び産業の脱炭素化を促進しうるアンカー・プロジェクトをハンバー地域全体から見つけ出すことが含まれる。
関与企業は、 SSE Thermal社、Associated British Ports社、 Centrica Storage社、Draxグループ、Equinor社、 National Grid Ventures社、 Phillips 66社、 Px社、Saltend Cogeneration社、 VPI-Immingham社、Uniper社の各社である。