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TGS社、加ブリティッシュ・コロンビア州のCCS評価アトラスを完成
4th March 2020
CCS in the news 日本語版
発行日:2020年3月4日
探査・生産(E&P)企業にマルチ・クライアント地球科学データを提供する主要会社であるTGS社が、大手石油・ガス企業向けに、カナダ・ブリティッシュ・コロンビア州の地中CO2貯留アトラス(Geological Carbon Storage Atlas)を完成させた。
調査の目的は、ブリティッシュ・コロンビア州全体の地中CO2貯留地(陸上及び沖合)に関する最新状況を把握することであった。パートナーであるCanadian Discovery Limited(CDL)社との協力を通して、TGS社は、CO2貯留評価枠組と貯留地候補のアトラスを作成するため、同社の世界的に認められた盆地評価に関する専門知識、地下データ・ライブラリ並びにブリティッシュ・コロンビア州での活動を通した地質学的知識と経験を活用した。
TGS社陸上・坑井データ(Onshore & Well Data)担当EVPであるKatja Akentieva氏は、次のように述べた。「TGS社は、より持続可能なエネルギー未来に貢献するという目標を掲げている。このプロジェクトは、TGSのデータ及び見識によって、最終的には温室効果ガス排出削減につながるCO2貯留機会評価をいかに顧客が行えるようになったかを示す素晴らしい例である。TGS社がいかに自社のESG戦略を実際の状況に適用出来ているかを目の当たりにして、嬉しく思っている。」