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Total社及びパートナーら、地中CO2貯留シミュレーターを発表
12th November 2020
発行日:2020年11月12日
2年以上にわたる共同研究を経て、Total社、米国ローレンス・リバモア国立研究所(Lawrence Livermore National Laboratory:LLNL)、米国スタンフォード大学(Stanford University)が、大規模地中CO2貯留のためのオープンソース・シミュレーターGEOSXを発表。
GEOSXは、Total社、スタンフォード大学地球・エネルギー・環境科学部(School of Earth, Energy and Environmental Sciences)及びLLNLが2018年に立ち上げた5年間のFC-MAELSTROM研究プロジェクトにおける最初の主要な成果であり、それぞれのパートナーがシミュレーション及び高性能計算研究分野で培った20年を超える専門知識を生かしている。
GEOSXは、高性能計算と応用数学における新しい技術を用いて開発され、地中CO2貯留層の管理と安全性の向上を目指している。その計算性能は、現在までのところ匹敵するものがないとパートナーらは述べている。
GEOSXのオープンソースという性質は、CO2回収・利用・貯留(CCUS)技術の大規模開発への道を開くため、高いレベルの透明性、情報共有及びコミュニティ支援を確保するためのものである。