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Vattenfall社及びAker Carbon Capture社、バイオCCSプロジェクトにおけるネガティブ・エミッション達成に向けて協力
23rd October 2020
発行日:2020年10月23日
Vattenfall社が、スウェーデン及び北欧における将来のCO2回収プラントの評価を加速させるため、ノルウェーのAker Carbon Capture社と覚書(Memorandum of Understanding)を交わした。この合意は、廃棄物及びバイオCCSプラントでネガティブ・エミッションを達成するというVattenfall社の目標を支援するものである。
Vattenfall社は、複数のCCS技術において知識と実証済みの経験を持っており、2008~2014年、既にドイツの大規模パイロット・プラント並びにオランダと英国の試験プラントにおいて試験を実施している。しかし、CCSはここ1年で数多くの進展を見せており、いくつかのプロジェクトを回収面・貯留面の双方において前進させている。
ノルウェーのフルスケール実証プロジェクトである「Longship CCS(ロングシップCCS)」(Langskip)とその「Northern Lights(ノーザンライツ)」沖合貯留施設は、その一例である。加えて、デンマークは、既存の石油プラットフォーム・インフラを利用した「Greensand(グリーンサンド)」貯留プロジェクトを計画している。
覚書(MoU)は非排他的なものであり、Vattenfall社のCCS関連目標進展にかかわる業務を対象とし、期限は2年間である。