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ノルウェーのErna Solberg首相、世界最大のCO2輸送試験施設をオープン
4th November 2020
発行日:2020年11月4日
10月30日金曜日、ノルウェーのErna Solberg首相がノルウェーPorsgrunn(ポルスグルン)にあるEquinor社の世界最大のCO2輸送試験施設のオープニングに立ち会った。
試験施設は、ガス状及び液状双方のCO2をパイプライン経由で輸送するものであり、その目的は、CO2輸送及び貯留を拡張するにあたっての重要な知識であるパイプライン輸送中のCO2の挙動について研究することである。
Equinor社は、1996年以来、北海のSleipner(スライプナー)ガス田から、また2009年以来、ハンメルフェスト(Hammerfest)にあるSnøhvit (スノービット)施設からそれぞれCO2を輸送しており、これらは共に、同社にCO2輸送に関する重要な情報をもたらして来たプロジェクトである。これらのプロジェクトにおいて、CO2はそれぞれガス状及び液状で輸送されている。
そして今、Equinor社並びにそのパートナーであるTotal社、Gassnova社、Gassco社は、ガス状及び液状のCO2の輸送を同時に調査出来るように施設を改造した。これによって、パイプライン経路の敷設場所や利用出来る貯留層を決定するにあたって重要になる知識が得られる。試験及び研究は、Northern Lights (ノーザン・ライツ)CO2輸送及び貯留プロジェクトの運営を向上させると共に、将来的にこの新規産業に関連する費用を低減することも出来る。
試験施設は1997年に建設され、多相流体輸送と呼ばれる、同じパイプラインで石油・ガス・水の様々な組み合わせを輸送する試験に利用されて来た。改造費用は700万クローネに上る。試験施設は200メートル直線に走るパイプを備えており、世界最大のCO2輸送試験施設である。
計画はまず、試験施設を、どちらも多相流体輸送の試験と測定器の試験を行う2つの異なるCO2輸送試験に利用する。計画によると、これらの試験は2021年春まで実施される。その後、同試験施設は、どのニーズが最も大きいかによって石油・ガス・CO2の輸送試験に利用される。