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米・国立CO2回収センター、マイナス排出技術のためのCO2回収試験を拡大

21st May 2020

発行日: 2020年5月21日

原典 : PR Newswire

Southern Companyは、エネルギー・イノベーションに対する自社コミットメントを強化し、米エネルギー省(U.S. Department of Energy:DOE)とパートナーシップを組んで、National Carbon Capture Center(国立CO2回収センター)に対する重点を拡大することを発表した。

DOE、その国立エネルギー技術研究所(National Energy Technology Laboratory)、及びCO2回収のイノベーターらのために行う同センターの今後の作業範囲には、二酸化炭素 (CO2) 利用と直接空気回収(DAC) 技術の試験が含まれるようになることが現在期待されている。また、同センターにおける新たな大規模設備追加により、天然ガス火力発電所用のCO2回収技術の試験及び評価の幅が大いに広がることになる。

Southern Companyが管理・運営するアラバマ州ウィルソンビル(Wilsonville)にあるNational Carbon Capture Centerは、米国及びその他6カ国のディベロッパーのために、11万時間以上の試験を終えており、幅広い技術についてそのパフォーマンスを高め、コストを低減しつつ、商業規模まで進展させることに成功している。60を超える技術の研究及び試験により、化石燃料発電からのCO2回収予想コストは既に3分の1以上低減されており、同センターが天然ガス火力発電用のCO2回収ソリューションについてより深く調査すれば、さらなるコスト低減が見込まれる。

「10年以上の間、National Carbon Capture Centerは、石炭ベースの排ガスからのCO2排出回収においてDOEのOffice of Clean Coal and Carbon Management (クリーンコール及び炭素管理局)とパートナーシップを組んで研究を行ってきた」と、同センターのDirectorである John Northington氏は語った。

2018年、Southern Company は、自社システムに低炭素・無炭素目標を設定した初の電力・天然ガス複合ユーティリティ企業となった。

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