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メディアリリース : 専門家による回答 | 中国の新たなCCUS目標は信頼でき,その広範な影響は今後の展開次第である
25th August 2026
トピック: Institute News
発行日:2026年8月25日
グローバルCCSインスティテュートは、中国第15次石油・天然ガス部門5か年計画(15th Five-Year Plan for the Oil and Gas Sector)で掲げられた、同国初の定量化されたCCUS目標について、建設的な政策シグナルであると評す一方、より広範な展開は、それを支援する政策、インフラ及び商業的枠組みにかかっていると指摘しました。
2030年までにCCS及びCCUSプロジェクトによって年間1,000万トンのCO2を圧入するという中国の新たな目標は、中国石油・天然ガス部門における展開の次段階に向けた信頼性の高い基準を示していると、グローバルCCSインスティテュートは今日(25日)述べました。
中国第15次石油・天然ガス部門5か年計画(2026~2030年)は、定量化されたCCUS目標を盛り込んだ初の中国政策文書です。同書は、過去5年間にわたり、石油・天然ガス、石炭、電力及び化学の各部門においてCCUSの実証及びプロジェクト開発が著しい進展を遂げたことを受けたものです。
この目標は、中国の主要石油・天然ガス企業におけるCCUS関連目標の拡大と一致しています。同計画はまた、地域CCUSクラスター、技術開発及びより厳しい基準を求めています。そのより広範な意義は、こうした目標が政策、インフラ及び商業的枠組みによってどのように支えられていくかにかかっています。
「CCUSに具体的な数値目標を掲げるという中国の決断は意義深いものです。それにより、一般的な政策支援が測定可能な見通しとなり、石油・天然ガス部門の信頼性の高い基準が示されることになります。今後の焦点は実現です。継続的な前進は、輸送・貯留インフラ、堅牢なモニタリング及び検証、持続可能な商業モデル、そして持続的な投資を支援する明確な政策によって支えられた、大規模かつ確実に稼働するプロジェクトにかかっています。中国は、計画のコミットメントを行動に移すという面で確かな実績があり、この目標はより広範な展開の基盤となり得ます」と、グローバルCCSインスティテュートのCEOであるJarad Danielsは述べました。
報告書「世界のCCSの動向2025年度版(Global Status of CCS 2025)」は、中国の2026~2030年の計画期間を、同国の今後のCCUSの方向性を示す重要な指標であると指摘しています。この新たな目標は、前向きな最初のシグナルです。インスティテュートは、CCUSがより広範な国家及び部門別計画、炭素市場、並びに共用インフラや投資に関する新たな枠組みにどのように反映されているかを引き続き注視していきます。更なる分析は、10月に発表される報告書「世界のCCSの動向2026年度版(Global Status of CCS 2026)」で取り上げられる予定です。