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最新ニュース:米国アイオワ州公益事業理事会(Iowa Utilities Board)、Summit Carbon Solutions社パイプライン・プロジェクトを承認

28th June 2024

トピック: Institute News

 

発行日:2024年6月28日

原典:グローバルCCSインスティテュート

 

6月25日、米国アイオワ州公益事業理事会(Iowa Utilities Board:IUB)は、Summit Carbon Solutions社(「Summit社」)のCO2パイプライン・プロジェクトがアイオワ州29郡で建設を進めることを全会一致で承認しました。この決定は、そこに住む一般市民4,200人以上からの意見等を取り入れる2年間のプロセスを経て下されました。IUBは、この提案されたプロジェクトについて「一般市民の便益と必要性」に資すると判断しました。パイプライン沿いの土地所有者の75%以上が自主的な地役権に署名していましたが、IUBの決定は、理事会が個別に審査し承認した追加的な土地の区画を取得する土地収用権をSummit社に付与しました。

 

この決定は、ノースダコタ州最高裁判所(North Dakota Supreme Court)及び同州公益事業委員会(Public Service Commission)の公聴会で、このパイプライン・プロジェクトを支持する決定が下されたことに続くものです。これらの承認を得て、Summit社は2025年にパイプライン建設を、2026年に操業をそれぞれ開始する予定です。計画されているパイプラインは、アイオワ州、サウスダコタ州、ミネソタ州及びネブラスカ州で提携している57か所のエタノール工場から年間1,200万トンのCO2を、Summit社が現在3件のCO2貯留施設許可申請の承認を待っているノースダコタ州の地下深部貯留サイトまで輸送することになります。

 

プロジェクトを承認するにあたり、IUBは、少なくとも1億ドルの賠償責任保険に加入すること、特定の安全及び建設慣行を順守すること、土地所有者及びテナントが建設によって生じる得る損害について補償を受けられるようにすること等、Summit社にいくつかの条件を課しました。

 

Summit社CEOのLee Blank氏は声明の中で、同社はサウスダコタ州における許可申請を7月頭に控えているが、今後もこの機運は続くと見込んでいると述べました。

 

IUB の決定に関する更なる情報はこちらから入手が可能です。

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