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最新ニュース : 41件の越境エネルギー・インフラ・プロジェクトに含まれるCO2インフラ・プロジェクト、CEF-Eプログラムの下で資金供与を受ける
4th February 2025
トピック: Institute News
発行日:2025年2月4日
1月30日、欧州委員会は、2024年4月に開始したコネクティング・ヨーロッパ・ファシリティ(Connecting Europe Facility:CEF)による資金提供の募集の結果を発表しました。約12億5,000万ユーロが電力、水素及びCO2インフラに関連する41件の越境エネルギー・インフラ・プロジェクトに割り当てられました。
選定されたプロジェクトは、2024年に欧州横断エネルギー・ネットワーク(Trans-European Networks for Energy:TEN-E)政策枠組の下、共通利益プロジェクト(Projects of Common Interest:PCIs)及び相互利益プロジェクト(Projects of Mutual Interest:PMIs)のステータスを得ました。これらのプロジェクトは、EU及び脱炭素関連イニシアティブに関与しているEU域外の国々の脱炭素化努力に大きく貢献しながら、EU全域のエネルギー・インフラ・ネットワーク及び非EU加盟国との越境相互接続の構築を助けるものです。
予算のうち2億5,000万ユーロが、CO2インフラに関する9件の準備調査及び3件のプロジェクト(すなわち、ギリシャ北部のPrinos貯留施設、オランダ大陸棚の北海L10 CO2貯留施設及びデンマークのNorne CO2施設)に供与されます。
この発表は、EU産業カーボンマネジメント戦略(EU Industrial Carbon Management Strategy)において欧州委員会が示した目的に沿ってCCS開発を支援するというEUの意向を確認するものです。選定されたプロジェクトはまた、ネットゼロ産業法(Net-Zero Industry Act)で定められた目標を支持し、年間CO2圧入容量5,000万トンという2030年目標に寄与することも期待されています。
次回のCEF Energy(エネルギー分野)によるエネルギー・インフラに関する提案募集は、2025年に予定されています。
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