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最新ニュース:ドイツ、気候保護契約の第1ラウンドで最大28億ユーロを授与
18th October 2024
トピック: Institute News
発行日:2024年10月18日
10月15日、ドイツ連邦経済気候保護省(Federal Ministry for Economic Affairs and Climate Protection:BMWK)は、ドイツ国内企業15社の脱炭素化努力を支援するため、最大28億ユーロ授与することを発表しました。
この資金は、新規技術の開発にインセンティブを与え、2045年までの炭素中立に向けたドイツ産業の移行を支援するために必要なインフラを建設するために、今年初めにドイツ政府が立ち上げた炭素差額契約スキームの一種である気候保護契約の第1ラウンドで付与されます。
15年間の契約期間にわたり、当該企業が年間温室効果ガス削減目標を達成した後にのみ支払われるこの補助金は、ガラス、陶器製造、紙、パルプ、化学といった部門が気候に配慮したプロセスに移行し、事業の脱炭素化を進めるために必要な追加費用を賄うことに役立つことになります。特に、第1入札ラウンドで割り当てられた資金によって、契約期間の15年間で1,700万トンの排出削減が見込まれています。
ドイツ政府はまた、気候保護契約の第2入札ラウンドの準備作業が2024年7~9月に実施され、新しい入札プロセスは年内に発表される予定であることを確認しました。ドイツのカーボンマネジメント戦略の主要点で強調されている通り、CCSは同国のグリーン・エネルギー移行において重要な役割を果たすことが期待されていることから、この第2ラウンドでは、CCSプロジェクトも資金提供の対象となります。
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