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最新ニュース:ノルウェーとデンマーク、沖合・陸上CO2貯留の新しい探査ライセンスを付与

24th June 2024

トピック: Institute News

 

発行日:2024年6月24日

原典:グローバルCCSインスティテュート

 

6月20日、CCS先進国であるノルウェー及びデンマークは、北海及びデンマーク本土の地下における追加的なCO2貯留機会を調査するため、それぞれ新しい探査ライセンスを付与したことを発表しました。

ノルウェー大陸棚(Norwegian Continental Shelf:NCS)におけるCO2貯留の第6次募集の一環として、ノルウェー・エネルギー省(Energy Ministry)は、全て北海沖に位置する新しい探査ライセンス4件を、6社に対して付与しました。

具体的には、2件がEquinor社に対して付与され、残りの2件は、Vår Energi社、OMV社及びLime Petroleum社が形成したグループ(グループ1)、並びにAker BP社及びPGNiG Upstream Norway社が形成したグループ(グループ2)にそれぞれ提供されました。

ノルウェーは、この発表をもって、欧州地域だけでなく世界における共通の気候目標を達成するために、欧州の他国も利用できる大規模商業CO2貯留オプションの開発に向けて極めて重要な手段を講じているCCS界のリーダーであることを再確認しました。

同日、デンマークも、同国本土、すなわちガッスム(Gassum)、ロービュ(Rødby)及びハウンソー(Havnsø)の地下における安全で確実なCO2貯留機会について調査するため、同国初の陸上探査ライセンスを付与しました。

ガッスムにおける探査ライセンスは、Wintershall Dea社、INEOS社及びNordsøfonden社に付与された一方、ロービュのものは、CarbonCuts社及びNordsøfonden社に提供されました。最後に、3つ目のハウンソーにおける探査ライセンスは、Equinor社、Ørsted社及びNordsøfonden社に付与されました。

この動きは、デンマークのCO2貯留容量を更に展開し、同国を将来の欧州商業CO2貯留ハブと位置付けるための重要なマイルストーンとなります。

調査プロセスの結果、デンマークの地盤が商業CO2貯留に適していると実証された場合、関係企業はCO2貯留許可を申請することができるようになります。

デンマーク・エネルギー庁(Danish Energy Agency)はまた、6月27日、CO2陸上貯留プロセスに関する情報を提供すると共に、探査ライセンスの対象となる3つの地域のコミュニティと対話するため、オンライン説明会も開催する予定です。

ノルウェーが付与した4件の探査ライセンスに関する詳細はこちらからお読みください。

 

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