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豪州の研究者ら、CO2回収において記録樹立
8th June 2020
発行日: 2020年6月8日
豪モナシュ大学(Monash University)とCSIROの研究者らが、金属有機構造体 (MOFs)を使った二酸化炭素回収の記録を樹立した。
並外れたスピードと安価なエネルギー・コストで再生が可能な金属有機構造体(MOFs)ナノ複合体を利用し、多くの吸収源から、直接大気中からすらも二酸化炭素を回収できるスポンジのような技術を研究者らが開発した。
この魔法のスポンジは、電磁調理器と同じ技術を利用し、他の報告されているあらゆる方法の3分の1のエネルギーで、二酸化炭素を除去するのに使用される。
Matthew Hill准教授(CSIRO及びモナシュ大学 Department of Chemical Engineering(化学工学部)) と Muhammad Munir Sadiq博士 (モナシュ大学Department of Chemical Engineering)が、この研究を主導した。
Cell Reports Physical Science誌に発表されたこの研究では、商業用に普及されている材料よりも45%低いわずか1.29 MJ kg-1CO2という記録的に安価なエネルギー・コストを実現し、最高のCCS効率を記録した、M-74 CPT@PTMSPと呼ばれるユニークな吸着材が、研究者らによって作成された。