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CO2回収:ケンパーの二の舞?公益事業会社、CCSの次段階に苦心

26th June 2020

発行日:2020年6月26日

原典:E&E Publishing LLC

 

Southern社は今月、同社の排出目標を達成するために米国ミシシッピ州ケンパー(Kemper)郡で、CO2回収プロジェクトをもう一件検討していると述べた。同サイトは、ほぼカーボンフリーの石炭発電所を開発するというイニシアティブの最も高く付いた取り消し案件の1つが立地していた所である。

 

米国エネルギー省(The Department of Energy)が資金供与しているそのプロジェクトは、アラバマ州及びミシシッピ州にある3か所のSouthern社発電所から排出されるCO2の貯留可能性を判断するものであり、それには当初、褐炭をガス化し、排出されるCO2の大部分を貯留するように設計されていたラットクリフ(Ratcliffe)天然ガス発電所も含まれる。同発電所は、建設期間の大半において「Kemper」として知られていたが、遅延や費用増加を受けて、ミシシッピ州公益事業規制当局から天然ガスのみで操業するように指示された(Energywire、2017年6月22日)。

 

Southern社の動きは、最近発表された2030~2050年のCO2排出目標を達成する方法としてCCSを改めて検討している他の公益事業会社の取り組みに呼応するものである。

 

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