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GCCSIメディアリリース:グローバルCCSインスティテュート、Viking(バイキング)及びAcorn(エイコーン)両CCUSクラスター・プロジェクトを支援するという英国政府の決定を歓迎

1st August 2023

トピック: Institute News

発行日:2023年8月1日

原典:グローバルCCSインスティテュート

 

 

グローバルCCSインスティテュートは、英国の気候目標を更に支援するために、追加で2件のCCUSクラスター・プロジェクトに資金供与するという英国政府の決定を歓迎します。

英国政府は、トラック2(Track-2)クラスター・シーケンス・プロセスの下でAcorn CCS及びViking CCSを選定しました。この2件のプロジェクトに対する資金供与は、2030年までに合計4つのCCUSクラスターを設置するために、2020年に提示された10億ポンド規模コミットメントに従って行われたものです。

スコットランド北部に拠点を置くAcornプロジェクトは、もう使用されていない石油及びガス・インフラを、回収されたCO2の輸送と北海下における貯留に利用することを目指しています。Vikingイニシアティブは、イングランドの高度に工業化されたハンバー(Humber)地域の脱炭素化を目指しており、2030年までに年間1,000万トンのCO2を回収及び貯留するという目標を掲げています。

「英国政府は、2030年までにCCUSハブ及びクラスターを4つ開発することを公約していますが、この直近の発表は、CCUSの規模を拡大し、排出量を削減させるという政府のコミットメントを強く示しています」と、グローバルCCSインスティテュートのアドボカシー及びコミュニケーション担当ジェネラルマネージャー(General Manager of Advocacy and Communications)であるGuloren Turanは述べました。「Acorn及びViking両クラスター・プロジェクトは、英国の高度工業化地域から排出されるCO2に対処するものであり、ネットゼロに向けた公正な低炭素移行を支援するものです」

トラック2プロジェクトに加えて、イングランドのティーズサイド(Teesside)及びハンバー地域におけるEast Coast Cluster(英国東海岸クラスター)と、ウェールズ北部及びイングランド北西部におけるHynet Cluster(ハイネット・クラスター)の双方は、既にトラック1(Track-1)シーケンス・プロセスの下で、設置のための資金供与先として選定されています。

英国政府は、CCUSの普及は5万人分の雇用を支援する可能性を持つと指摘しています。4つのCCUSクラスターを開発するために確保された10億ポンドに加え、英国2023年度春季予算(UK Spring Budget 2023)は、気候技術に向けて200億ポンドの投資について説明しており、英国においてはCCUSを通じて産業脱炭素化を支援するというコミットメントを更に強固なものにしました。

 

 

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