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GCCSIメディアリリース:インスティテュート、米国ホワイトハウスによる炭素管理を加速させるための呼び掛けを歓迎

22nd April 2023

トピック: Institute News

原典:グローバルCCSインスティテュート

 

グローバルCCSインスティテュートは、エネルギーと気候に関する主要経済国フォーラム(Major Economies Forum:MEF)でバイデン米国大統領が行った、エネルギーの脱炭素化、森林破壊の撲滅及び非CO2汚染物質への取組みに加えてCO2回収・利用・貯留・除去(CCUS及びCDR)を加速させるための呼び掛けを歓迎しています。

 

「ホワイトハウスが発表した炭素管理チャレンジ(Carbon Management Challenge)は、CO2回収技術の世界的な普及を加速させる重要なきっかけとなるでしょう」と、グローバルCCSインスティテュートのCEO、Jarad Danielsは述べています。「わずか数日前に、G7エネルギー及び気候担当大臣らによる声明は、この極めて重要な技術をギガトン規模まで拡大するために、炭素管理及び気候変動緩和に向けたコミットメントについて一致団結を示したばかりです。そして今、MEFでの世界的な気候行動を促進する呼び掛けを受け、我々は、温暖化を1.5°Cに制限することを引き続き可能にするために、必要なソリューションの全ての普及を加速させる極めて重要な地点にいます」

 

国際エネルギー機関(International Energy Agency:IEA)は、温暖化を1.5°Cに制限するためには、2030年までにおよそ1.2ギガトンのCCUS及びCDRが必要となると推計しています。インスティテュートのCO2RE(“コア”)データベースによれば、現在、操業中の商業施設は37か所あり、年間5,000万トンのCO2を回収及び貯留する能力を有しています。加えて、様々な開発段階にある施設が200か所以上あり、進行中のプロジェクトの合計能力は年間3億トン近くとなっています。これはつまり、今世紀半ばまでに排出量ネットゼロを達成するための正しい軌道に乗るためには、現在進行中のプロジェクトが2030年までに4倍成長しなければならないことを意味します。

 

Danielsは次のように述べています。「世界経済を脱炭素化させるにあたって、炭素管理は、排出量の削減及び除去の双方において、多面的かつ独創的な役割を果たし続けるでしょう。我々は、同技術の普及を促進するより一層の戦略的提携や官民協力を期待していると共に、この極めて重要な気候技術の規模拡大を加速させるにあたって、各国政府や事業者を支援出来るよう、準備を整えています。」

 

 

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