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GCCSI最新ニュース:オランダ、最終投資決定を受け、大規模CCSプロジェクトを前進させる
19th October 2023
トピック: Institute News
発行日:2023年10月19日
オランダ・ロッテルダム港湾公社(Port of Rotterdam Authority)、Gasunie社及びEBN社の共同事業であるPorthosが、オランダ初の大規模CO2輸送・貯留システムの開発に対する最終投資決定(FID)を発表しました。
2024年着工予定のPorthosは、2026年までに操業可能となることが見込まれており、このプロジェクトに対して13億ユーロが割り当てられることになります。この投資決定は、同国におけるCO2貯留開発に向けた重要な一歩を意味します。
Porthosは、ロッテルダム港湾地域の脱炭素化支援にとって極めて重要となり、完成後は15年間にわたって年間250万トンのCO2を貯留することを目指し、2050年までに気候中立を達成するというオランダの目標に貢献することとなります。
オランダはまた、Porthosに加え、CCS開発に関係する国境を超えた取組の確立も目指しています。今週初め、オランダ及びデンマークは、2050年までに気候中立を達成するというEUの目標に更に貢献するため、2国間のCO2輸送及び恒久的な地中貯留を促進することを目的とした合意を締結しました。
Porthosの投資決定に関する詳細は、こちらからお読みください。
オランダ・デンマーク間の合意に関する詳細は、こちらからお読みください。